#0053 韓国K防疫崩壊!油断から集団感染拡大へ
大型連休の気の緩みを境に集団感染が拡大しています。
ソウル梨泰院にあるナイトクラブを訪れた龍仁で66人目の感染者である男性の足跡が公開されました。
この一人の男性は症状発生前に様々な場所を訪れたことで、一気に感染が広がっています。
4月30日から5月1日にかけて友人4人と首都近郊を旅行。この中の一人の感染が確認されました。
(参考)https://bit.ly/2SSVwxm News17
5月2日にソウルの梨泰院にあるクラブに3時間弱滞在。
ここで多くの人と接触した後帰宅し、その後症状が発生したと伝えられています。
監視カメラやGPSなどを用いた疫学調査の過程で、クラブやバーなど3箇所を訪れ、多くの人と接触していたことがわかりました。
(参考)https://bit.ly/2Wiw3PY 聯合ニュース 7
この梨泰院のナイトクラブはいわゆる性的マイノリティーの人々が集う場所。
えっと、要するにゲイクラブですね。ここで多くの接触があったとされています。
この感染者の方がカミングアウトしていたかどうかは分かりませんが、年齢や大手ソフトウェア企業勤務、
そして動線が公開されていることから、強制的に性少数者であることを暴露されたと議論になっています。
このクラブでは仕切りがなく、密閉された空間で、マスクを着用せずに接触や大音量の中での会話、酒や食事のシェアなどが行われていたようです。
全国で発生している新規感染者の多くがこの梨泰院のクラブに滞在していたことから、大規模な集団感染の発生とされています。
これには済州島の病院スタッフも含まれていて、このスタッフの濃厚接触者だけで138人に上るとされています。病院での集団感染も懸念されます。
また、軍の隔離施設で生活していた兵士がクラブを訪れていて陽性判定を受けています。
接触した幹部2人の感染が確認されています。
(参考)https://bit.ly/2AgJt6L 聯合ニュース 10
5月10日の時点で関連する新規感染者は85人にも上っていて、捉え切れていない人数を合わせると、さらに多くの感染者が全国に散らばっていると推測されます。
(参考)https://bit.ly/2zq6yTZ 聯合ニュース 11
龍山区が近隣のクラブ5箇所から入手した5,517人のリストのうち、1,982人は虚偽情報を記載しているので連絡が取れていない状態です。
(参考)https://bit.ly/3fBTRGk マネートゥディ 10
厳戒態勢が解除された韓国では若者を中心にマスクを着用せずに公共交通機関を利用している人も多く、ナイトクラブを発端とした同時多発的な2次感染、3次感染拡大の可能性に警戒しています。
ただ、ナイトクラブに通っていたことを公表したくない人が大勢いることを考えると、感染拡大を防ぐのは容易ではないとも指摘されています。
政府はナイトクラブに対して事実上の営業禁止命令を下してこれ以上の拡大を食い止めようとしています。
編集所感
もはや終わったかのような人手と完全に気持ちが緩んでいる雰囲気が画面からも伝わってきたかと思います。
今回のこの事態の深刻さが明らかになるまでは、韓国社会は完全に終息ムードでした。今もまだその雰囲気は続いているでしょう。
これまで独自の方法で感染症を封じ込めてきたとして世界から賞賛を受けてきた韓国ですが、
性的マイノリティーへのプライバシー保護に配慮がないとして、海外メディアから厳しい指摘を受けています。
その結果、そういった人たちが拒否感を示し、お得意の徹底追跡は効果を今一つ発揮できずにいるようです。
入手したリストの大半がデタラメな連絡先ですし、自らクラブを訪れたと名乗り出る人もそう多くはないでしょう。
ここからどうやってこれ以上の感染拡大を食い止めるかが今後の課題ですね。
すでに2次感染は確認されていて、見えないところで3次感染にも繋がってさらに広がる恐れもあります。
それでも経済再生への歩みは止めないと文在寅大統領はしています。
これは大邱での新興宗教団体の大規模感染を抑え込んだ自信からきているようです。
ここで再び警戒レベルを前の段階に戻す事はできないでしょう。まだ現時点では。
岐路になる決断だとは思いますが、誤っているとしてもやむを得ないでしょうね。理解します。
今回は一人の男性の気の緩みからではなく、韓国社会全体に広がった連休中の気の緩みがこうした事態を引き起こしました。
わたしは韓国にとって、こうした再拡大は今後気を引き締めていく上で良い材料になったと思います。
ここから感染者が100人200人と増えたとしても、韓国は抑え込むことができるでしょう。
マスクの必要性を再び認識した人も多くいるでしょうし、クラブの危険性も再認識できて営業停止に追い込めました。
結局人間は痛い目を見なければ教訓として刻み込めないということです。今回はこうして教訓を得たというとおろだと思います。
ひとたび感染症への基本的な対策を身に付けている状態なので、これが1,000人や2,000人と広がっていくことはないと思います。
おそらく世界中でもこうした小さな失敗が何度か繰り返されながら、終息へと向かっていくのだと思います。
さすがは韓国。これまで礼拝の危険性やコールセンターの危険性など、防疫先進国として様々な事例を身を以て挙げていますね。
日本も大型連休までは頑張ってきましたが、連休後は明らかに気の緩みが見られます。
経営的な限界を迎える前に再開するお店も増えてきています。
感染症対策という目線だけで、これ以上厳しい自粛を続ける事は不可能なのでしょう。
ただ、今回のように、ちょっとした気の緩みの重なりが、あっという間の感染拡大に繋がることを決して忘れてはいけないです。
日本でもきっとどこかで同じことが起こると思います。
それがクラブか居酒屋かパチンコ店かは分かりませんが、大小問わず起こるでしょう。
わたしが心配なのは、医療関係者や介護、保育、製造や販売などの現場で働く方に、これ以上の負荷がかかってしまうということだけです。
そういった人たちが休める日が、時間が少しでも増えて欲しいと切に願います。
今回のことは、韓国から世界に対する警告だと受け止められると思います。
あれだけ徹底検査、徹底追跡をして世界に誇っても、こうしたことが起こりうる。
制度にもいくつか問題がありましたが、根本は一人一人の気の緩みからということと理解しています。
お〆め
わたしもこの報道、ネットで見ました。でもゲイクラブとは書いていなかったですね。
韓国でも最初はただのクラブと表記されていたのがある時にゲイクラブに変わりましたね。
しかも大きな会社らしいので、もう色々とバレてしまっているんでしょうね。
韓国式のプライバシー保護よりも情報提供と公開というやり方の問題点が思わぬ形で明らかになりましたね。
他の性的マイノリティーの方達に対して悪い感情が増幅しているようですから、そちらも問題ですね。
韓国では出社勤務が再開になったりお店を開けているところも多いですから、
従業員が念のため休むと言い出すと、あのクラブに行っていたかもしれないと勘ぐられるでしょうね。
問題はそもそもこの龍山の感染者がどこで感染したかもわからないところなんですよね。その人にうつした人も別にいるわけで。
今回のような思い切り気の緩んでいる人がたくさんいても限界があると思いますね。
今や人がたくさん集まっても、それほど感染は広がらないんじゃないでしょうか。一人一人が気をつけているから。
そして・・・
このアニメーションツールのバージョンアップを待ってるんですけどなかなか来ないんですよ。
本当はもっとかわいくするために修正もしたいんだけど、なかなか手が回らないですね。