#0112 香港が世界が中国に小さな勝利!黎智英、周庭など国安法逮捕者保釈!
今回の3行まとめ!
- 国安法での逮捕と保釈
- 世界の反発
- 日本政府の抗議と中国政府の反応
(参考)SCMP 2020/08/11
黎智英氏の2人の息子である黎見恩氏、黎耀恩氏も先だって保釈されました。
保釈金として20万香港ドル(約270万円)の支払いとパスポートが没収されたと報じられています。
彼らの携帯電話、PC、文書の一部は証拠品として押収されたようです。
今回の逮捕劇に対して世界中が声を上げ、中国政府を圧迫してきました。
英国ボリス・ジョンソン首相の報道官は「これは国安法が反対派を黙らせる口実として利用されていることの更なる証拠」
「報道の自由は中英共同宣言と基本法で明示的に補償されており、国家安全保障法第4条で保護されるはずだ」と指摘しました。
マイク・ペンス米副大統領もツイートを投稿。
「香港での黎智英氏の逮捕は、世界中の自由を愛する人々に深く攻撃的であり、侮辱である。米国は黎智英氏と香港の自由を愛するすべての人々と共に立ち向かい続ける」としています。
EUの外務報道官は「国安法が香港の表現の自由とメディアを抑圧するために利用されているという懸念を引き起こすものだ」と批判しました。
駐EU中国の報道官は「EU側は無責任な発言をすることで、香港問題と中国の内政に公然と干渉している」とし「中国はこれに断固として反対している」と反論しています。
日本政府は管官房長官が「重大な懸念を有している」と中国政府を厳しく批判。
これに対して中国側は「いかなる外部勢力の干渉を許さない。現実をはっきり認識し、立場をわきまえるよう日本に促す」と厳しい姿勢を崩しません。
編集所感
今回の概要!
- 中国共産党政府の主敵
- 一国二制度の最期
- 諦めない。継続監視。支援。
彼らの最大の脅威は世界の民主主義国家でもなく米国でもなく、自らの人民であり、彼らに対して最大限攻撃し、抑圧することを重要視しています。
これは砂上の楼閣にそびえる独裁国家の常であり、兄弟国家である北朝鮮も全く同じです。
北朝鮮と比較して中国は幾分開かれた印象を与える国ではありますが、それは日本や米国からの視点であって、他の国からすれば両国は同じに映るでしょう。
このような国家とまともに付き合えというのがどだい無理な話であって、巨大な市場と資金のために目をつぶってきたのがこれまでの世界各国の対応と思います。
経済が重要なことは重々承知ですが、そのために、金のために魂を売るのかと問いただしたくなります。
今回釈放されるとは思いませんでしたが、世界中の支援の声や、恐らく香港内、そして香港以外の中国国内からも多大な支援が寄せられた結果だと思います。
こうした支援の手を差し伸べた人たちがつかみ取った僅かな勝利であると思います。
しかしこれは保釈に過ぎず、いずれ裁判が行われて何かしらの刑を受けることになるでしょう。戦いは終わっていません。
12月には判決が下されるとみられていて、最高刑は無期懲役となると言われています。
今回の一連の事態は香港政府が行ったものではなく、中国政府が香港に対して行ったということでこれまでとは全く圧力が違います。
これは一国二制度が一国一制度になるということを示唆していると思いますね。
一部の支援コメントには、彼らは国外に逃げて活動すべきだというものがありますが、彼らはそこで命懸けで戦ってこそ意義があると感じているようです。
そこは理解してあげて欲しいですね。その危険を顧みない姿勢が訴える力を強めていますし、共感を呼び、支援を呼び込んでいるのです。
わたしは以前、香港の夢は終わったとしましたけど、最終的に完全に終わるまでにはまだいくつかの段階があると思います。
一つはメディア。これが中国国内と同じになれば香港の終わりです。
今は香港メディアは中国の直接的な指導を受けることなくある程度自由に報じています。
中国メディアを見たことがある人は分かると思いますが、いくつかのサイトを見ても内容は全く同じ。主要部分は並びも同じです。
香港メディアのトップニュースが習近平の動静になれば香港メディアは終わったと思って下さい。
そして話が前後しましたが、民主化の活動家が香港で活動できなくなれば香港は完全に終了です。なくなります。ただの一地域になります。
これが一国二制度の完全な終了になるでしょう。
米国は台湾を通じて反抗的な態度を鮮明化していますね。幸いなことに蔡英文政権は戦う姿勢を明らかにしています。
繰り返しますが、これは世界と中国の戦いであり、民主主義という価値観の戦いです。我々はこれに断固勝利すべきです。
諦めそうになりますが、彼らが戦いを続ける以上諦めてはなりません。
天安門事件以前の反日が始まる前の中国のイメージしかない親中の人々はこれを機に現実を見て認識を改めて欲しいものです。
そしてわたしがぶっとい釘を刺したいのが隣国韓国です。
香港の活動家は80年代の韓国の民主化運動を先輩達の戦いとして敬意を表してきました。
しかし人権派弁護士であるはずの大統領が率いる韓国政府の今の対応はなんですか?メディアの反応はなんですか?
中国に媚びて恥をさらしているとしか思えません。国会議員もだんまりです。
声を上げたのは赤いワンピースで物議を醸した議員くらいじゃないですか?
まあ韓国を批判しても仕方がない。日本はこのようにならず、中国にどれほど脅されてもこの件に関しては断固とした態度を続けて欲しいです。
その態度が取れないならいかなる政権も支持しません。支持する価値はありません。
お〆め
天安門事件のことも、最近調べて初めて詳しく知りましたよ。
(参考)YouTube 周庭チャンネル
だからそういう動画を観たら全部ベトナム人だと思って下さい。
そういう意味では米国政府と価値観を共有しています。
関係ないと思うけどね。でも彼らも必死なのよ。きっと。
韓国の大学生の反日運動もそれでしたっけ?
そして・・・
ほらっ。おしゃれさんで通ってるので。アームカバーはちょっとダサいですよね。
10着くらい会社に置いてあって、会社の共有ロッカーはわたしの服がたくさんかかってますね。
まだドラマ何回も観られるんでしょ?