トイレが詰まりました!








#0024 感染爆発寸前の東京と耐え続ける韓国の違い、利点と欠点

東京は、日本は何か対策を間違ったのでしょうか?
いまだに感染の急激な拡大を抑えている韓国との違い、優れている点と劣っている点などについて追及していきます。
東京都の小池都知事は3月下旬から頻繁に記者会見を行い、感染拡大の防止を呼びかけ続けています。
中でも問題となっているのは危機意識の薄い若者と、幅広い年齢層が通い、感染経路となっていると思われる夜間営業の酒場やカラオケ店などです。
以前から指摘している密閉空間、密集する場所、密接した会話の全てに当たるとして、当面の間バーやナイトクラブなど接待を行う飲食店へ行くことについて自粛を要請しました。
しかしながら営業禁止ではないことや、さらに自主休業しても何の補償もないことから、経営者側としては可能な限り店を開けて売上を上げたいという声があがっています。
小池都知事は補償については国が行うとして、都としての対応は行わないとしていて、不満の声があがっています。
一方韓国の首都圏では、相変わらず散発的な集団感染が発生するものの、これといった感染拡大はないという状況が続いています。
それでも出口が見えるわけではなく、依然として警戒態勢が続いています。
編集所感

検査数が少ないため、市中に感染者が多くいることが推測されます。これには海外からの帰国者も多く含まれるでしょう。
そんな状況でこれまでどおり感染拡大を抑えるのは極めて困難で、入院体制などは早急に切り替える必要があると思います。要するに軽症者は自宅待機などにするということです。
日本の検査数が少ない理由はいくつかあります。これは海外との基準の違いによるものではありますが、検査対象となる濃厚接触者には簡単にならないからです。
日本の濃厚接触者の定義はNIID 国立感染症所研究所の(2020年3月12日暫定版)積極的疫学調査実施要領 によりますと。
感染者が発病した以降に接触した者のうち、とまず発病前の人は除外されます。
患者と同居あるいは長時間の接触(社内、航空機内などを含む)があった者
適切な感染防護なしに患者を診察、看護もしくは介護していた者
患者の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者
手で触れること又は対面で会話することが可能な距離(目安として2m)で、必要な感染予防策なしで患者と接触があった者
となっています。要するに患者となった人がマスクをして接していた場合は問題なしということです。濃厚接触者ではないということです。
これらは発症後から検査までの間の話なので、発症以前の接触では濃厚接触者にはなりません。
接触者となった場合は保健所より体温検査の実施を求められる程度で、自宅待機もありません。
この対応が韓国を含め諸外国とは大きく異なるところです。まあ日本人は今やほとんどの人がマスクをして手洗いうがいをしているだろうから、これには当たらないということのようです。
職場に関しては基本的に発症後に出社していなければ、濃厚接触者にはなりません。
国立感染症研究所ではこれを積極的疫学調査と称していますが、積極的とは言い難いです。そして、保健所は忙しいのか、濃厚接触者判定にはとても時間がかかります。
韓国では基本的に接触者は全数検査します。これには賛否がありますが、検査能力があるからやっているのでしょう。韓国の基本方針は、感染者をとにかく見つけ出して閉じ込めるというものです。
感染者が旅行した場合には、監視カメラを使って可能な限りの行動を調査し、接触者には全員検査を行います。
日本がここまで徹底されていないのは明らかだと思います。その分費用はかかっていません・・・。
韓国メディアによると、韓国の検査キットの精度は98%ということです。50人に一人は誤検出、あるいは検出できずということになります。非感染者を誤検出するケースがあるのかどうかはちょっとわかりません。
統計上からすれば、これまでに41万以上検査して、8,000人以上は誤っている可能性があるということです。こうして大きな数字を出すと批判したくなるでしょうが、それでもわたしは積極的に検査すべきだと思います。
わたしが集計したデータでは、韓国の検査陽性率は2.38%。2%検出ミスがあるということですと、奇妙な感じがしますね。
韓国の推移はこのようになっています。こちらは全体と集団感染があった慶北のものです。死亡者数は増え続けて、今や1.66%です。もはや特別低いとは言えなくなってきました。
こちらは集団感染のあった大邱慶北を除いた新規感染者と死亡者の増加数です。どう見ても右肩上がりで、抑えられているようには思えません。ただ、準備をする時間は稼げていると言えるでしょう。
こちらは首都圏。ソウルと周辺の京畿道です。突発的な集団感染を除いて、どうにか急速な拡大を抑えているというのがわかるかと思います。
日本の報道機関は様々な表現で感染の推移を伝えていますが、集団感染が特定される場合はそれを差し引いて考えるのがよいかと思います。当然波及はしますが、潜在的感染者による市中感染の推移を知るにはそれがよいと思われます。
そういう意味では空港検疫も別にした方が良いように思います。
個人的な意見としては、日本はもっと積極的に検査をすべきだと思います。検査体制の問題なのか何なのかわかりませんが、接触者は体温報告だけでなくPCR検査も行うべきでしょう。
日本は感染の可能性が高い人を選りすぐって検査陽性率6.8%。これはこれでよいですが、無症状感染者が大勢いることを考えれば躊躇する意味はないと思います。
医療機関の受け入れ体制を整備し、重篤者と重症者のみ受け容れるなど、対応の切り替えを行えるようにすべきです。
とにかく日本の場合は感染者が普通の生活を行い続けているので、ピークが過ぎるのはかなり後になるのではないかと思います。
終息を早めるためにも積極的に検査を行い、感染者の活動を制限すべきと思います。それができなかったため、経済活動を制限しなければならない事態に陥っているのが現状だと考えます。
オリンピックのために対応が遅れたことは否めませんが、経済への影響を最小限にして何とか乗り切るという楽観シナリオがそもそもの問題だと思います。
政府の自粛要請を批判しているのがなんと日本共産党という。この人達が経済重視か、というのに驚きとため息が出てきますね・・・。消費税5%にしろとも主張しているようですが、それとこれとはちょっと別の問題だと思います。
お〆め


4月中頃までに東京だけで3,000人に達するかという予測も、今や特段驚かないですよね。心理面の変化が大きいということです。




結果論を言えば最初からビシバシ厳しくやっていればもう終わっていたかもしれないですが、それができないのがこうした感染症の難しさです。






バリバリやっていますよ。驚くことにのんびりドラマを観たりする時間がないんです。不思議です。




あれだと医療機関への検査の負担を減らせますし、感染疑いの人が医療機関に行くこともないので、周囲に気を遣うことなく検査できて良いと思います。




小さいところは自分の所から感染者が出るのがいやだったから検査したくないそうなんですよね。美容師さん経由の情報だと。








あとは自宅待機を無視して旅行した親子に1千万円の賠償を請求するとか。






他の国は幸か不幸かそういうのがなかったので、全て後手に回ってしまったんでしょう。






そして・・・












それが今の自民党政権を支持しない理由でもありますが、よりによって対極の共産党も同じだとはね。
自粛制限今すぐ解除すべきというお花畑思想は残念です。(これは全体方針ではなくて、あくまで一議員の意見でした)あの人達はただ単に政権と反対のことを言っているだけという感じがしました。

