新型コロナウイルスに効果あり!日本人ノーベル医学賞受賞者が関係?


日本人ノーベル賞受賞者が?


(ゆ)ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智氏を覚えていますか?

(し)えっと、どの人ですか?たくさんいるから分かりませんけど・・・。


(ゆ)2015年に受賞した、土いじりが大好きなおじいさんです。

(し)あっ、なんかいましたね。しょっちゅうその辺の土をいじっている人ですよね。

(ゆ)その人が発見した物質が基になってできた薬が、新型コロナウイルスを殺す効力があるという報道が出てきています。

(し)ええっ?それって快挙じゃないですか?

#0029 新型コロナウイルスに効果あり!日本人ノーベル医学賞受賞者が関係?

イベルメクチンという薬が新型コロナウイルスの増殖を止める効果があるという研究結果が発表されました。
オーストラリアのモナシュ大学で大きな成果をあげられたことが確認されたということです。
この薬は日本人のノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智博士が発見した物質をもとに作られたということです。


オーストラリアのモナシュ大学が主導した研究で、イベルメクチンという抗寄生虫薬を投与するだけで新型コロナウイルスの増殖を止められるという研究結果が発表されました。
Monash University

イベルメクチンとはノーベル生理学・医学賞を受賞した日本人化学者大村智博士が発見した新種の放線菌
イベルメクチン Wikipedia

「ストレプトマイセス・アベルメクチニウス」が生産する物質アベルメクチンを基に医薬品メーカーMSDが作った薬だそうです。

世界中で入手が容易で、線虫などを駆除するために牛や羊など、畜産への利用が行われている薬です。

モナシュ大学のカイリー・ウェグスタッフ博士によると、細胞培養された新型コロナウイルスがイベルメクチンにさらされると、48時間以内に全ての遺伝物質が消滅したと発表しました。

一度の投与でも24時間後に大幅な減少が確認され、48時間後には全てが完全に消えたと報告書には書かれています。

この薬は米国FDAでも承認されているもので、HIVやデング熱、インフルエンザ、ジカウイルスなどに対しても有効だと示されているそうです。

しかし「人への使用に際してはどれほどの量で効果が出るか見極める必要がある」とし

「治療法がない中で世界中で入手可能な化合物であれば、より早く人々を助けることが出来るかもしれない。ワクチンが広く利用できるようになるまではしばらく時間がかかりそう」としています。

イベルメクチンがどのように作用するか、メカニズムは分かっていないとしながらも、ウイルスが宿主細胞の防御力を弱体化させないように遮断する効果があると思われると説明しています。

編集所感

アビガンが脚光を浴びようとしている中で、もう一つ日本と関わりのある薬が脚光を浴びようとしているという報道です。

多くのメディアが報じている内容ではありますが、大村智博士が発見した物質がきっかけとなった薬という話はまだありません。

普通にwikipediaでイベルメクチンを検索したら書いてあっただけですが・・・。

大村智博士といえば、ノーベル生理学・医学賞受賞が決まった時にテレビで取り上げられ、土いじりが好きな変なおじさんとして知られていたかと思います。

そんな変な趣味。いえ、天然有機化合物の探索研究というそうです。

45年以上続けてきたというこの研究は様々な形で世界に貢献してきたわけですが、そんな大村博士が創薬に貢献した薬が今や世界中の注目の的となっているという事です。

アビガンは30カ国に提供されるも、副作用を問題視している国も多く、これからどのようになるかわかりません。

イベルメクチンもこれから臨床試験が行われることになるので、まだまだ道のりは長いですが、新型コロナウイルスによる肺炎への治療薬へと応用ができれば、人類の勝利が大きく近付くこととなるでしょう。

お〆め


(し)今回はあっさりしていますね。

(ゆ)そりゃあ専門外ですから報道に応じた内容しか書けませんから。

(し)まだどうなるかはわからないんですよね。

(ゆ)そうですね。シャーレ上での研究結果のみということですから、動物内の身体で適切に効果がでるか。人体に使っても問題がないかなど、実際に効果があるにしても薬になるにはかなりの時間を要するでしょうね。

(し)早く人間への臨床試験ができるようになるといいですね。

(ゆ)はい。ただ数ヶ月先にすぐに臨床応用できるわけではないでしょうから、本当にまだまだ先が長い話だと思います。

万一人体への影響が出たら大変ですから。

(し)副作用はあるんですか?

(ゆ)体内に残存しやすいため、牛や馬には1日の制限量が設定されているとのことです。それは食肉としての基準なので、人間の場合はどうなるのかわたしが知るわけもなく。

(し)だったらもっとこう、何かパッと治せる薬がでないですかね?

(ゆ)同じような感じで各国の研究機関がいろいろと試験をしているんですよ。そういう意味でアビガンは副作用の問題があるとされていますが、もう少しのところまできている薬とされているわけです。

(し)早く薬ができて、一気に終息するといいですね。

(ゆ)それまではじっと耐え忍ぶしかないですね。

(し)わたしは平気です。在宅ワークを楽しんでます。休業になっても給料もでるそうなので。

そして・・・


(し)これって日本としてはすごいニュースなんじゃないですか?

(ゆ)うーん、わたしもね、日本人として誇らしいって書こうとは思ったんだけど、そういうのでワイワイやるのはどうなのかな?ってちょっと思うんです。

大村博士はもちろん素晴らしい方です。それはこの新型コロナウイルスとは関係ないですし、たまたま日本人というだけであって、わたし達が同じ日本人だからとどうこうするのはどうなんだろうと。

もちろん誇らしくはありますけどね。

(し)そういえば、一時期大流行した日本は凄いっていう感じの番組が好きではないって言ってましたよね。

(ゆ)ええ。あれはそれぞれの企業や団体、個人が日本にいて頑張っていると言うだけで、それをもって海外より日本は優れているというのはちょっとどうなのかなと思うんです。

確かにそうでもあるんですけど、だから日本全体がとか、日本人がというわけではないですからね。もちろん様々な日本流の、世界とはちょっと変わったシステムが生みだしたというところもあるんですけど。

(し)それは単にひねくれてるだけじゃないですか?わたしも最初は観てて楽しいと思っていましたけど、パターンが一緒で飽きてしまいました。

だから最近そういう番組も減ったんじゃないですか?単にネタがなくなったのかもしれませんけど。

(ゆ)ひねくれてるのかな?

(し)そういう部分は大いに見受けられると思っていますけど。

(ゆ)まあ、YouTube動画でも自国賞賛というジャンルは一定の人気がありますからね。ただ何となくしっくりこないんですよ。

(し)でもこうして大村博士の功績が改めて評価されるのは良いことですよね。

(ゆ)ノーベル生理学・医学賞の分野は素人には分かりにくく伝わりにくいところですが、改めて凄い人だということが分かりましたね。

(し)わたしの中ではやっぱり土いじりが好きな変なおじさんですけどね。

(ゆ)結局その印象なんだ。後で大村博士がメディアの脚光を浴びることがあれば思いだしてください。

(し)そんな日が来るとやはり面白いですね。

(ゆ)ええ。高齢なので、その時までお元気でいてくれればと思います。


お笑い東亜研究会

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