韓国ビビって政策金利凍結!インフレ圧力にじっと耐えるだけ・・・

#0285 韓国ビビって政策金利凍結!インフレ圧力にじっと耐えるだけ・・・


(ゆ)韓国銀行は経済が回復基調にあるとしながらも、今回の政策金利引き上げは見送りました。
ただ、引き上げるべきだという意見も出てきて、今後はその時期が焦点となりそうです。
ただ、感染再拡大で先行きの不透明感も増しているため、判断が難しくなりそうです。

今回の3行まとめ!

  1. 韓銀の金利はまだまだ凍結
  2. 経済回復基調を強調
  3. 補正予算はコロナ関連が大半
(し)韓国の金融通貨委員会は、韓国銀行の基準金利を現在の水準である0.5%を維持するとし、引上げは行わないと発表しました。


こちらは概ね予想された結果となりましたが、今回の金利維持には感染症再拡大による経済の先行き不透明性を理由の一つに挙げています。

この数ヶ月で韓国経済は全体として回復の兆候を見せていて、物価も上昇傾向にあることから、金利を引き上げるべきだという声も出てきたようです。

現に石油関連や農畜水産物の価格が上昇を続けていることを挙げ、インフレ率の上昇が懸念される水準に達しています。

金融業界では遅くとも年内に金利引き上げという声が上がっているようですが、今後はどの時期に引き上げられるかに注目が集まります。

一方で企画財政部は「最近の経済動向」を発表し、こちらでも韓国経済は輸出や雇用の改善などを挙げ、堅調に回復していると評価しています。


しかし同様に感染再拡大による内需の不確実性やインフレ懸念についても触れています。

こうした状況を受けて韓国政府は補正予算案の概要を発表し、主に大きな打撃を受けている小商工人への支援を拡充するとしています。


補正予算の総額は33兆ウォン(約3兆円)規模で、感染症被害支援とワクチン防疫補強に大きく予算が割り当てられています。

注目されているクレジットカードキャッシュバック支援金も含まれています。

これは前月と比較してクレジットカード使用が増えた場合に一部をキャッシュバックするというもので、消費を拡大させたいという狙いがあるようです。

編集所感

今回の概要!

  1. 世界的な兆候
  2. 韓国のマクロ経済
  3. 国際経済とウォン
(ゆ)発表される数字を見ると、韓国経済が着実に回復しているというのは目に見えますね。正直なところ。これは否定のしようのない事実。

ただ、感染拡大後の今月の落ち込みがどの程度になるかが注目されます。先行きの不透明感は否めませんね。

気になるのは地方での感染拡大も拡がっていて、社会的距離を置くの規制強化が行われることですね。

主に内需経済への打撃は大きくなると予測されますね。イケイケ感が削がれる形なので・・・。

とはいえ世界的にどこも似たようになるとは思いますけど。イングランドは違うか・・・。米国なんかも今のところは・・・。

ただ米国は地味に感染が拡大していますから、ある時点で景気回復に水を差される段階がいつか来るんじゃないかとわたしは予測しています。

韓国の輸出の好調は世界で感染拡大が続いてもそれほど大きな影響はないと見ています。多少勢いは衰えるかもしれませんけどね。

基本的にはワクチン接種の実質的恩恵と心理負担の軽減が再拡大への恐怖を上回るんだと思いますけどね・・・。

韓国の金利凍結ですが、わたしは当分続くと思います。恐らく年内に上げなきゃ的な考えで今年の終わり頃に引き上げられると予測します。

日本は例外として、世界のどの国も大体似たような兆候を見せています。政府支出で大量にお金が市場に流れるのでインフレ兆候を見せています。

一応一般論では市場に流れる貨幣量が増えると貨幣価値は下がってインフレ率は上がります。経済に詳しい方はご存知ですよね。

よくあるインフレ説明の図


今は政策銀行がお金を刷りまくって、コロナ支援だと言って大量に貨幣を市場に流していますからね。

さらに金利が低いため借入も活発で、金融機関に留まるお金が減り、同様に市場に貨幣が溢れて貨幣価値が下がります。

これがいわゆるインフレ状態で、韓国は今この状態にあるということです。

なので金利を引き上げて市場への貨幣流通量を減らすべきだという声がチラホラ囁かれているという事です。

一方で金利が上昇すれば投資が減り、経済回復に水を差すというのが反対理由で、今はまだその段階ではないというものです。

結局のところ一長一短ではありますので、どこでインフレを抑えるか、経済の回復に水を差すかということになります。

なので大半はまだ景気回復の力は十分とは言えないので、中折れを懸念して利上げを躊躇しているということでしょうね。

当面は金利を引き上げず、小商工人への支援を拡充して経済の底上げをしたいというところでしょう。

安易に金利を引き上げると中小零細が悲鳴を上げかねないので、インフレ圧力にはひたすら耐え続ける。

これが韓国のみならず世界的に選択されている金利政策です。米国も年内は上げないということですしね。

韓国も金利を上げるとしても0.25%なので、上げてもいいんじゃないかという声があるのも理解できます。

今はウォン安傾向が続いていますからね。輸出には有利ですが、結局原材料を輸入しなければならないので過度なウォン安は避けたい。

輸出は完全に回復基調にありますから、この点においては金利を引き上げてウォンの価値を上げておきたいというわけです。

ゼロ金利の国も多いので、金利が高い国にはお金が集まって価値が上がりますから。

韓国も余裕がある時に早めに引き上げておくことで、金利政策を有効に使える状態にしておきたいのでしょう。

補正予算への国内の期待は高いようで、これが感染再拡大で帳消しになることだけは韓国政府としても避けたいです。

ただ、韓国も日本同様、どうすれば感染拡大を抑えられるかわからなくなってきています。全国的に拡大が留まる様子はありません。

韓国の問題は一般的なもので、どのようにこの状況を切り抜けるのか注目しています。

ただ切り札としているワクチン接種はなかなか進みませんけどね・・・。

お〆め

(し)今日は難しい話だね。金利とかってたまに聞くけど。

(ゆ)わたしも別に経済専攻じゃないしね。でも概ねこんな感じだよ。実際はもっともっと複雑怪奇だけど、基本的な考えは変わらない。

(し)んっと、あんまりわからなかったけど、今回の話は結局何なの?

(ゆ)うーん、インフレは分かるよね?

(し)知ってるよ。インフルエンザじゃないよね。

(ゆ)おっとヤバそうだね、今回も。

(し)知ってるよ。ほら、物価が上がるってことでしょ?

(ゆ)まあ概ねそういうことだね。

(し)ほらっ、合ってた。一応さっきの聞いてたからね。疑ってたでしょ?

(ゆ)うん。だって普通に知らなそうだから。

(し)だって最近あまり使わないでしょ?そういう言葉。だから忘れちゃうんだよ。

(ゆ)大学の授業とかでやらなかった?

(し)ほら、わたし英文学科だから。なかったと思うよ?

(ゆ)いや、高校の時の授業にも出てきたと思うけど。

(し)高校の時は地理専攻だから。地理は詳しいよ。

(ゆ)あ、じゃあ中学の時なのかな?とにかく学校の授業でやってるはずだよ。

(し)そういう昔のことは覚えてないね。でも知ってたでしょ?

(ゆ)あれじゃあ知ってるとは言えないけどね。単に言葉知ってただけじゃん。

(し)でも結局韓国はインフレで大変ってことなの?

(ゆ)大変になりそうだねってこと。まだどう制御できるのかわかんないけどね。

(し)日本もそのうちそうなっちゃう?

(ゆ)日本はこういう状況なのにあまりインフレ兆候は見られないとされているね。むしろ日本は健全な物価上昇を目指してるけど、なかなかうまくいかないね。

(し)でもパンとか高くなったよね。

(ゆ)小麦とか輸送コストが上がってるからね。ただ全体としてはまだそれほどってことらしいよ。



(し)金利とかって難しい話でしたね!わたし「しらゆき」のコーナーは夏休み的な話題です!🥰
アメリカに住んでいた時に、家族旅行でニューヨークに行きました!あんまり覚えていないしいい思い出がないんだけど、地下鉄とセントラルパークはよく覚えています・・・😅

あつまれ!しらゆき姫のてんこ森

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