#0314 中国は真の民主主義?中共のキモいプロパガンダ文書全部読んでみた!
続いて「中国共産党の歴史的使命と行動価値」という宣伝文書も発表!
この中ではなんと大躍進と文化大革命の失敗について堂々と触れています。
今回の3行まとめ!
- 習近平思想を学生へ
- 学生から一般向けへ
- おぞましきプロパガンダ文書
これは7月に発表された「習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想学生読本」の教育ガイドラインにあたるものと思われます。
9月から始まる新学期に備えて小中高校で習近平思想を徹底的に教育基盤として取り入れると考えられます。
これに呼応するかのように、26日には新たに「中国共産党の歴史的使命と行動価値」という文書が中央宣伝部より発表されました。
これは中国共産党100年の歩みを振り返ったもので、中国の発展と世界への貢献、これからの展望などが示されたものということです。
文書は序文と結論と5つの章から構成され、文字数にして13万字と非常に長いものになっています。
基本的には賞賛文書のようで、暗に習近平政権への賞賛が多く含まれたものということのようです。
このなかでは大躍進や文化大革命にも触れられ、双方とも失敗だったと書かれています。
抗日戦争についても何度も触れ、あたかも中国共産党が打ち勝ったかのような記述が見られます。
これまでの学生向けとは違って一般向けのプロパガンダ文書で、英語版も公開されています。
編集所感
今回の概要!
- とりあえず全部読んでみた!
- 突っ込みどころ満載!
- 読むのはお勧めしません
正直、かなり冗長が多く、何回抗日戦争が出てくるのよ、とかそんな感じ。
今回はタイトルに習近平の文字はないし、個人名はあまり出てきませんが、かなり習近平体制を意識して作られたものです。
だってひたすら第18回全人代以来という言葉が出てきますからね。要するに習近平体制以降ということ。
これを機に大きく変わったとひたすら書かれています。暗に習近平政権、いや、ほぼ個人賞賛をしているのと同じと感じます。
序文は習近平が100周年の記念演説で話したような内容をベースにしたものと思われます。ほぼ同じような感じ。
これが随所で繰り返されて、かなり気持ち悪いですね。繰り返すことで刷り込ませようとしてるのかと思います。本当に。
その演説で最も党員にウケて大歓声が上がった「中国人民の血肉で作られた長大な鉄壁の前で頭を吹き飛ばされる」という一説は後半で使われていました。
これ、当時は英語訳が問題になって軟らかい表現になったけど、今回はどうなんだろう。あ、今回も前回同様控えめな表現でした。
全部はツッコめないのでポイントをいくつか絞ってツッコんでいきます。まずは抗日戦争についてですかね。
抗日民族統一戦線を構築して参加したのは良いのですが、国民党軍が戦ったと書かれていますね。要するに人民軍何もしてない。
人民軍は三大戦闘に勝利して解放戦争を急速に進めたとありますが、抗日と解放戦争がごっちゃになって、とにかく人民軍が勝利したという流れ。
雑で曖昧な記述をして、とにかく細かい突っ込みは許さないという姿勢と言うことかな。この下りが何度も出てきます。洗脳の手法か?
次に、中国は民主主義国家であると何度も繰り返しています。中共の言う民主主義と我々の認識している民主主義は大きく違うようです。
中共自体は人民の代表なので民主主義ということなのですが、当初から人民と中共って完全に分離された存在よね。
中国の民主主義は中国の歴史と文化に根ざしているとかで、歴史を見れば結局独裁型になっちゃうってことなのかしら?
このあたり、かなり中共のご都合主義的支配体制であって、それを中国型民主主義というのもね。国民の声なんて届かないじゃん・・・。
あ、今回は大躍進と文化大革命の失敗について明記されていますね。誰か気付くのかな?これ。
注釈としても別途記載があって、明確な過ちであったと認めています。これにはかなり驚きましたが当然意図があります。
間違いを正す勇気と題された項目では、大躍進の失敗に対して真摯に自己批判を行ったとしています。
毛沢東らが率先して失敗の責任を取ったとありますがそうだっけ?
ともかくこれらの過ちを修正し、教訓を得たことで今があるみたいに持って行っていますね。
なぜ今回このように認めたかというと、毛沢東の権威を事実に基づいて低下させ、習近平の権威を際立たせようという狙いがあると思われます。
もはや大躍進と文革はあくまで過去の汚点であって、今の最大の問題はウイグルです。
人権問題は中華民族の夢だとかいって多民族国家を強調することで、民族独立を分離主義と批判し、強引な統一を正当化しています。
おっともう一つ触れておきたいのは「個人崇拝」についてです。「党はいかなる個人崇拝も禁止する」と規約に明記しているとのこと。
だったら習近平思想みたいに個人名をつけるなと思いますが、あれはどうやら個人崇拝ではないらしい。嘘つけっ!!
個人を中核とするのは低俗な個人崇拝ではないとして延々と言い訳が書かれていますが、どうにも腑に落ちないね。
まだまだ突っ込みどころはたくさんありますが、米国批判、党内民主主義、領土問題の正当化、世界平和への貢献などなどいつものこと。
本当に気持ち悪い内容だらけだし、膨大な量で時間ももったいないので読むことはお勧めしません。
わたしがここで紹介しただけでももう十分おえっぷでしょ。
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