中国安全宣言していた原発停止!危険だったことがフランスにバレちゃった!

#0297 中国安全宣言していた原発停止!危険だったことがフランスにバレちゃった!


(ゆ)CNN中国原発燃料棒損傷を報じて話題となりましたが、中国側はこの疑惑を全面否定していました。
しかしフランス側の更なるデータ収集で原発が危機的状況であることが改めて判明。
中国側は一転して原発停止を決断!しかし安全点検のためと国内には公表しています。

今回の3行まとめ!

  1. 問題なかったはずの原発を停止
  2. フランス側の厳しい指摘
  3. 安全第一だから・・・?
(し)フランス企業やCNNなどによって安全性が問題視されていた中国広東省の台山原子力発電所は、最終的に安全点検のために停止すると発表されました。


この発表はCGN(中国広核集団)が7月30日に行ったものですが、あくまで安全運転を継続できる状態だが安全第一を考慮したと強調しています。


CNNは当初の報道では6月にこの原発の株主でもあるフランス電力公社(EDF)の子会社「フラマトーム社が米国政府に原発が危機的状況にあるとして助けを求めた」と報じました。


敷地外の線量が上昇している」という危険性の指摘を無視し、「線量限度を引き上げ続けて稼働を継続させた」ためとしています。

これに対し中国側は、このような事実はなくCNNの報道は「誤りであり無知だ」と反論し、安全性は保たれているという見解を示していました。


中国側は6万本ある燃料棒のうちの5本が損傷したに過ぎず、損傷は許容範囲である150本以内であり、漏洩や容器の損傷の事実はないと主張しました。


CNNは続報で、EDF広報担当者が「もし原子炉がフランスにあったとしたら、すでに停止していた」という厳しい見方を示しています。


「EDFは分析結果の全要素と、フランスで原子炉を停止するあらゆる理由を全てCGNと共有した」「彼らが責任ある事業者として必要な決断を下すためだ」と話したと伝えています。

CGNは「燃料棒損傷の原因を突き止め、損傷した燃料を交換する」と方針を転換し停止を決断。これはフランス技術者との十分なコミュニケーションを経た結果としています。


また「長い間、情報を公開し、透明性を保ち、運転状況や監視データを逐次公開してきた」と安全第一の方針に従ってきたと主張しています。

編集所感

今回の概要!

  1. 面子だけじゃない止めなかった理由
  2. フランス企業のおかげです
  3. 隠蔽体質は変わらない
(ゆ)中国は景気回復と猛暑による電力需要の増加。これが特に今回問題となった原発のある地域でも起きているようです。

水力発電の発電量不足に加え、再生可能エネルギーの不確実性や石炭価格の高騰による火力発電所の能力低下によって需給バランスが崩れ始めたそうです。

電力需給はひっ迫していて、酷いところは照明の削減、エレベーターやエスカレーターの稼働削減、エアコン温度の制限などで電力消費を削減しているようです。

石炭火力はCO2排出量の問題ではなく、オーストラリアからの輸入停止で低質で高価格な石炭しか入手できず、稼働すると低効率で赤字になるという問題もあるそうです。

そうした理由から原発の安全性を主張し、稼働を継続させてきたと思われます。原発停止は産業破壊にまでつながりかねない。

しかし7月に入って発表されたEDFのデータで考えを一変させたようです。それだけ原発が危機的状況、またはそれに陥る可能性が高いということでしょう。

でなければ何よりも面子を重要視し、電力供給がひっ迫するなかで中国政府が原発を停止するはずがありません。

ただ、EDFのデータ提示から4週間後の停止発表となり、即時に反応的な停止に踏み切らなかったのは様々な事情があったのでしょう。

Global Timesによると「送電網のメンテナンス中の時間を選んだ」とし「フランス側も損失を被る」と専門家のコメントを掲載しています。


いや、フランスの基準なら6月上旬に停止だし、損失云々の問題じゃないって話なんですけど・・・。

この間に考え抜いた言い訳は「安全第一だから念のために止めるだけ」「運用には全く問題がなかった」なんて言ってますからね。これ嘘でしょ!

当初は燃料棒の損傷は常に起こりうるし、許容範囲内だから問題ないとしていましたが、数の問題ではなく何かしら深刻な問題があったようです。

これについて当然詳しく解説している中国メディアはありません。6月の言い訳の時にはすごく詳しく報じていたのにね・・・。

6月のCNNの報道をフェイクニュースだとして批判的に報道し、そのあと発表された燃料棒損傷については問題ないと主張。

それ以外の報道は一切行われず、7月末になって急に停止が発表されて関連する報道が出てきました。

情報公開と透明性などと言いながら、積極的な情報公開は行われていないことが明らかですね。

これ、フランス企業とのパートナーシップ事業だったからこうして発覚したものの、もし中国企業単独だったら隠蔽されていたということでしょうね。

これは本当に不幸中の幸いとしか言いようがありません。原発の運用をなめているんじゃないかと思いましたよ・・・。

こうなると他の中国国内の原発はどうなっているのかと疑いの目を向けたくなりますよね。しかし全原発を一斉調査するなんて話は出てきません。

ま、当たり前ですが、こうしたところが民主主義国家との絶対的な違いで、情報公開を迫るメディアも市民団体も存在しませんからね。

中国の原発はこれまで安全だったから問題ない。こうした紋切り型の回答で全てを片付けたわけです。

中国メディアだけを見ていたら全く問題なさそうですし、今回もただの安全点検で停止するだけと思ってしまいますよ。

とはいえ原子力安全局という組織もあるので、裏側ではこそこそ全原発の検査をやっているかもしれません。

しかし情報公開されることはないでしょう。特に不都合な情報はね・・・。

もし公表されるとしたら全て問題がなかったという本当か嘘かわからないような報告のみでしょうね。

中国で何よりも優先され重要視されるのは中央政府と中国共産党の面子を保つことですからね。そのために必要な嘘や誇張は当然ありです。

仮に問題が発覚したとしても発表の順番を変えれば良いだけですからね。問題発覚は発表せず、対応完了してから何も問題はなかったと発表すればよいだけ。

こういう姿勢だから中国政府にとって不都合な問題は常に隠蔽されていると海外メディアにいじられるわけですよ。解ってるくせに・・・。

隠蔽体質が何も変わってないんだから仕方がないと思いますけどね。実際これまで不都合は公表せずに全否定し続けてきたんだから。

ウイグルの人権問題も同様で、勘ぐられるだけのデータは揃っていますが、中国政府がお得意の言い逃れを展開し続けて致命傷には至ってないだけ。

そのうちどこかで致命的なミスが生じて事実が明らかになり、体制崩壊へと向かうのかもしれませんね。

お〆め

(し)中国って原発あるんだね。恐ろしいね。

(ゆ)中国はいっぱいあるよ。沿岸部に。

(し)うわっ、じゃあ日本側ってこと?ますます恐いね。

(ゆ)幸いなのは今までに大事故が起きてないことだね。これから先はどうかわからないけど・・・。

(し)不都合な情報を隠したいのは分かるけどね。でもあとで大変なことになるよね。

(ゆ)大変なことになっても歴史的に全部埋めてきたからね。そういう変な自信があるんだよ。

(し)埋めるっていう表現が凄いよね。例のなかったことになるってパターンね。

(ゆ)10年前に中国で高速鉄道の事故があったの知ってる?

(し)あ、知ってる。あれこそ本当に埋めちゃったんだよね。

(ゆ)うん。あれも当初は真相究明とか行われてたんだけど、雲行きが怪しくなってきて突然報道されなくなったんだよ。

(し)不都合な方向に行っちゃったから?

(ゆ)そう。中国政府批判に繋がりそうになったから一斉に報道規制をして、この世から消しちゃったんだよ。

(し)中国ってそういうところが恐ろしいよね。じゃあもう誰も覚えてない?

(ゆ)当事者以外はほとんど覚えてないだろうね。思い出す機会もないから。一応百度には載ってたけど、埋めたことには触れられてないよ。

(し)あれ、一回掘り出したんだよね。証拠隠滅って言われて。

(ゆ)それで調査っぽいことをしてまた埋めたんでしょ?なんかこれまでも普通に埋めてたらしいよ。特別なことじゃないんだって。

(し)恐いね!そうやって色んな不都合が埋められていくってことなんだね。

(ゆ)そうそう。だから教訓になるものもならないよ。教訓として得るのは対外向けの対応方法だけ。

(し)今回の事もすぐ忘れられそうだね。

(ゆ)それがきっかけでいつか事故が起こりそうだから恐いよね。

(し)今回は自分たちで危険だって判断できなかったんだね。

(ゆ)そこが問題だよね。最高の安全基準とか言ってて、フランスとは全然違ったみたいだから。

(し)やっぱり色々なところが中国品質なんだね。

(ゆ)まあ、安全性への課題はどこの国も変わらないけど、中国にはまだ疑問符をつけざるを得ないね・・・。




(し)中国の原発は恐いですね!わたし「しらゆき」のコーナーは花火の思いでです!🥰
ことしも残念ながらほとんどの花火大会が中止のようですね・・・😭そういえば何年か前にゆるりんと花火大会に行ったことがありました!☺

あつまれ!しらゆき姫のてんこ森

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